厚生労働省

知って、肝炎

肝炎とは?

Q&A

肝がんの原因の約80%が肝炎ウィルスといわれています。肝臓は「沈黙の臓器」といわれ、もしもウィルスに感染していても、自覚症状がないまま病気が進行する恐れがあります。感染しているかどうかは検査を受けないとわかりません。肝炎ウィルスに感染していても、早期に適切な治療を行うことで、肝炎の治癒あるいは肝硬変や肝がんへの悪化を予防することが可能です。検査は採血のみです。あなたのためにも、周りの大切な方のためにも、必ず一度は肝炎ウィルス検査を受けてください。

職場などの健康診断で肝炎ウィルス検査を受ける機会のない方は、お住まいの市町村での地域健診や都道府県等の保健所で検査を受けることができます。具体的な実施日程や費用などは、それぞれの実施主体によって異なりますので、別途、お問い合わせください。

Q:普通に生活していたら関係ないでしょ?

A:日常生活において基本的な注意事項を守っていれば、感染することはほとんどありません。
ただし、B型およびC型肝炎ウイルスは、体内で主に肝臓と血液中に存在します。そのため、感染している人の血液が自分の体の中に入ると感染する危険性があります。
守って頂きたい注意事項はこちらをご参照ください。

Q:肝炎って聞いたことあるけどどんな病気?

A:肝炎とは、肝臓の細胞に炎症が起こり、肝細胞が壊される病気です。
その原因には、ウイルス、アルコール、自己免疫等がありますが、日本においては、B型肝炎ウイルスあるいはC型肝炎ウイルス感染による肝炎がその多くを占めています。
詳しくはこちらをご覧ください。

Q:症状が出なければ問題ないんでしょ?

A:いいえ。感染時期が明確ではないことや自覚症状がないことが多いため、適切な時期に治療を受ける機会がなく、本人が気づかないうちに肝硬変や肝がんへ移行する感染者が多く存在することが問題となっています。
是非お近くの検査機関にてまずは検査されることをお勧めしております。
検査施設の検索はこちらから。

Q:ピアスや入れ墨も感染の原因になるの?

A:考えられる場合もあります。B型・C型・D型肝炎ウイルスは主に血液・体液を介して感染します。
これらのウイルスは主に肝臓に感染し、炎症を引き起こします。
同じ針を使用するなど、不衛生な環境で行った場合は感染する可能性がありますので、検査をされることを強くお勧め致します。