「知って、肝炎プロジェクト」の特別参与 杉良太郎氏と特別大使 伍代夏子氏が和歌山県知事、和歌山市長を表敬訪問し、それぞれ肝炎対策の重要性を訴え、対策の推進を求めました。
開催場所:和歌山県 和歌山市役所(市長室)、和歌山県庁(知事室)
開催日:2020年6月30日(火)
本年度、「集中広報県」に指定した和歌山県を特別参与 杉良太郎氏と特別大使 伍代夏子氏が訪れ、和歌山県庁で仁坂吉伸(にさか・よしのぶ)知事ら、和歌山市役所で尾花正啓(おばな・まさひろ)市長らと面会、和歌山県の事情を踏まえ、より一層の肝炎対策の推進を求めました。
杉良太郎特別参与は、新型コロナウイルス感染症の感染状況も踏まえ「肝炎の原因はウイルス感染によるものがほとんどで、新型コロナもウイルス。人々が意識を改革し、目に見えないウイルスに対応するため自分自身を徹底管理しなければいけません。特に肝炎ウイルスは、簡単な血液検査で感染しているか分かります。C型肝炎は適切な治療を受ければ治すことができます。B型肝炎の治療には保険も適用されます」と、肝炎ウイルス検査の重要性と早期治療のメリットを発信しました。また、本年度は和歌山県を集中広報県に指定したことを受け、積極的に和歌山県で肝炎に関するキャンペーンなどの啓発活動を行っていきたいと述べました。
伍代夏子特別大使は、自らのC型肝炎の治療経験をもとに「新型コロナウイルスは飛沫感染といわれていますが、肝炎は血液感染がほとんどです。しかし、自分に身に覚えがなくても肝炎ウイルスに感染している可能性があります。肝炎ウイルス検査は健康診断でのオプションで受診できますが、ぜひとも血液検査を健康診断に入れて欲しいです」と訴えました。また「C型肝炎は薬でウイルスをなくすことができるようになってきて、副作用も昔に比べると格段に小さくなっています。肝炎による死亡を減らすためにも、早期発見・早期治療に努めるように市民・県民のみなさんに広く伝えていただきたいです」と訴えました。
尾花正啓市長は、これまで長年にわたり肝炎対策の重要性や早期発見・早期治療を訴え続けてきた、杉良太郎特別参与と伍代夏子特別大使に感謝の言葉を述べられるとともに「和歌山は肝臓がんの死亡率が高いので、今まで以上に肝炎検査に力を入れていきたい」と述べられました。
左から、杉良太郎特別参与、尾花正啓市長、伍代夏子肝炎対策特別大使
仁坂吉伸知事は「県としては一生懸命情報発信しています。今後、県民に肝炎対策が一層認知されるように、ぜひ杉さんや伍代さんのような方々にご協力いただいて、イベントやキャンペーンなどをご一緒させていただければ、肝炎による死亡も減少するのではないかと思います」と、今後の「知って、肝炎プロジェクト」との協調啓発に期待を持たれました。
左から、杉良太郎特別参与、仁坂吉伸知事、伍代夏子肝炎対策特別大使