11月25日(金)に健康行政特別参与の杉良太郎氏が大阪府泉佐野市を訪れ、千代松市長らと健康について懇談を行いました。
懇談の中で杉氏は、「肝炎は、痛くも痒くもありません。”症状が出ていないから大丈夫“ではなく、症状が出ていないからこそ検査をするべきです。また、検査を受けたにも関わらず、陽性が出た方が治療をしないケースがあります。検査で肝炎ウイルスが体内にいることが判明しても、放っておくと肝硬変や肝がんに進行してしまいます。これまでの治療では副作用がありましたが、今は医療の発達により副作用もほとんどない薬や治療法ができています。早期治療が重要ですので、陽性の場合は必ず医療機関で治療をしてください。」と、検査ももちろんのこと、検査後の治療も大切であることを強く訴えました。
千代松市長は、「泉佐野市は2016年3月に健康都市宣言を行っており、“すべての市民が健康なまち いずみさの”を目指しています。」と前置きした上で、「実は、私は幼い頃に父を肝がんで亡くしています。肝臓は“沈黙の臓器”と言われてるように、父も肝がんの発見が遅れてしまいました。
今日の杉特別参与からのお話を聞いて、泉佐野市でも肝炎ウイルス検査の周知、そして早期発見・早期治療の取り組みを強化していかなければならないと感じました。」と市民の健康のためにも肝炎に関する取り組みに力を入れていくと述べました。
催事名:泉佐野市訪問
日時:2022年11月25日(金)
開催場所:泉佐野市役所
出席者:
泉佐野市 市長 千代松 大耕 氏
厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎 氏
泉佐野市 健康福祉部 健康都市推進担当理事 田平 昌代 氏