2月13日(月)に健康行政特別参与の杉良太郎氏が沖縄県を訪れ、玉城知事らと肝炎や健康について懇談を行いました。
懇談の中で杉氏は、「今、B型肝炎は薬で進行を抑えることが出来ますし、C型肝炎は薬で完治が出来ます。しかし、治療を始めるためには、ウイルスに感染しているかどうかを肝炎ウイルス検査で確かめる必要があります。若い世代の方から、両親やおじいちゃん、おばあちゃんへ向けて“肝炎ウイルス検査を受けてね!”と声をかけていただくよう、呼びかけていただきたいです。」と、肝炎の早期発見のためにも、肝炎ウイルス検査について家族で話してほしいと述べました。続けて「健康でいることは、本人ももちろんですが、家庭や地域の皆さんにとっても大事なことです。他人事と思わずに、自分の健康と命に向き合っていただきたいです。」と、健康が大切であると発信しました。
また、同席した厚生労働省 健康行政啓発活動対策推進官の蓑原氏は、「肝炎ウイルス検査は多くの方に受けていただいていますが、陽性者のうち、病院で治療を受けている方の数がまだまだ少ないのが現状です。肝炎は早期治療で病状の悪化を防げますので、陽性が判明した場合は、必ず治療をしてください。」と、肝炎ウイルス検査を受けるだけではなく、その後の治療についてもしっかり行ってほしいと強く訴えました。
玉城知事は杉氏からの言葉を受けて、「県としても肝炎ウイルス検査の受検率を上げていけるように呼びかけをしていきます。肝炎以外にも、病気を患ってしまうと、治療や後遺症などで、その後の人生に大きく影響してしまいます。そうならないためにも、家族で、そして地域全体で助け合い、健康に過ごしていけるようにしていきます。」と、周りのサポートを通して、一人ひとりの健康を守っていきたいという意向を話されました。
催事名:沖縄県訪問
日時:2023年2月13日(月)
開催場所:沖縄県庁
出席者:
沖縄県知事 玉城 デニー氏
厚生労働省 健康行政特別参与 杉 良太郎氏
沖縄県 保健医療部長 糸数 公氏
沖縄県 保健医療部 感染対策統括監 宮里 義久氏
厚生労働省 健康行政啓発活動対策推進官 簑原 哲弘氏