3月1日(水)に、「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーターを務める島谷 ひとみ氏が、熊本市に本社を置く株式会社えがおへの訪問、および熊本市への表敬訪問を行いました。
株式会社えがおでは、従業員の皆様に向けて、肝炎をテーマにしたトークイベントを行いました。
島谷氏は、「普段、当たり前のように元気に生活していると、”自分は健康だ”と認識している方が多いと思うのですが、肝臓は”沈黙の臓器”と呼ばれています。たとえ肝炎にかかっても痛みもないですし、熱も出ないので、実は気づかないうちに病気が進行してしまっていることがあるのです。」と、従業員の皆様に強く呼びかけました。
同じく、イベントに出演した熊本市 健康福祉局 技監 兼 病院局総括病院審議員の田中 基彦氏からは、「通常の健康診断では、血液検査に肝機能検査の項目は含まれているのですが、肝炎ウイルス検査は含まれていないことが多いのでご注意ください。熊本市では、これまで1度も肝炎ウイルス検査を受けたことがない方に対しては、市内の多くの医療機関で無料で検査を受けることができますので、是非、一度検査を受けていただきたいと思います。」とご案内いただきました。
株式会社えがおへの訪問では、株式会社えがお 常務取締役 兼 健康経営推進委員会アンバサダーの北野 晶氏とも面会し、肝炎対策をテーマに対談を行いました。
島谷氏からは、「株式会社えがおは、健康経営に取り組む企業のトップランナーとして、積極的に社員の健康づくりに取り組まれているとお伺いしました。
今回の訪問を通じて、是非、健康づくりの一環として、従業員の皆様の肝炎ウイルス検査の推奨についてもお願いしたいと思います。」と、あらためて肝炎ウイルス検査の重要性について、お伝えしました。
話を受けた北野氏は、「肝炎ウイルス検査は一度の検査で結果が分かるということや、陽性になってしまっても、熊本市としてしっかりとサポート体制があることが分かり、とても安心いたしました。株式会社えがおでは、従業員の健康診断は受診率は100%を達成できておりますが、肝炎ウイルス検査においても、高い水準で検査を行えるよう、努めて参りたいと思います。」と、積極的に肝炎ウイルス検査を勧奨していく意向をお話しいただきました。
同日、島谷氏は熊本市役所へ訪問して、大西 一史市長との懇談も行いました。
島谷氏は、「まだまだ私たちの世代には、肝炎ウイルスに感染していることに気付かないまま、表向きには”健康に見える”方々が大勢いらっしゃいます。肝臓の病気は、”お酒を飲まれる方がかかるもの”と思い、自分には関係のない病気だと思っている方も大勢いらっしゃると思うのですが、ウイルス性肝炎とは、性別・年齢関わらずに、血液を介して感染するということを、改めてお伝えしたいと思います。」と、改めて、熊本市から市民の皆様に肝炎ウイルス検査の受検を勧奨していただきたい旨を、訴えました。
大西市長からは、「熊本市で肝炎ウイルス検査を受検できる医療機関は、約350施設ほどございますが、過去に一度も検査を受けたことがない方で、熊本市に住民票を置いている方であれば、無料で検査を受けることができることを改めて周知したいと思います。昨年7月に参加した熊本駅前での「肝がんゼロを目指して」街頭キャンペーンでは、肝炎ウイルス検査が受けられるブースが設置されました。その場で検査ができる機会を増やすことは受検者数の増加につながりますので、そのような検査を受ける利便性も重要と思っています。」と、ご回答いただきました。
健康福祉局 技監の田中氏からは、「肝炎は治療ができるようになってきたものの、自分が肝炎かどうか知るための検査の重要性を、認識いただく機会が少ないことにも課題を感じております。市民の皆様がいつでもご相談頂けるように、熊本市保健所には、専門的知識を持った肝炎医療コーディネーターがおりますので、必要な場合は、是非ご相談頂きたいと思います。今後も、肝炎対策に関わる諸団体と連携をとって、市民主体の肝炎対策を充実させていきたいと考えております。」とお話しいただきました。
催事名:株式会社えがお 企業訪問 啓発イベント
日時:2023年3月1日(水) 13:30~14:45
開催場所:株式会社えがお 本社
出席者:
「知って、肝炎プロジェクト」 スペシャルサポーター 島谷 ひとみ氏
熊本市 健康福祉局 技監 兼 病院局総括病院審議員 田中 基彦氏
株式会社えがお 常務取締役 兼 健康経営推進委員会アンバサダー 北野 晶氏
催事名:熊本市 表敬訪問
日時:2023年3月1日(水) 16:00~16:40
開催場所:熊本市役所 本庁舎
出席者:
「知って、肝炎プロジェクト」 スペシャルサポーター 島谷 ひとみ氏
熊本市 市長 大西 一史氏
熊本市 健康福祉局 技監 兼 病院局総括病院審議員 田中 基彦氏