7月28日(日)に、肝炎対策特別大使である伍代夏子氏、スペシャルサポーターのSTU48 福田朱里氏が香川県肝炎デー 市民公開講座に出演し、香川県立中央病院の高口院長と一緒にトークショーを行いました。
冒頭の挨拶で伍代氏は、「香川県は今年、全国の中でも積極的に肝炎の啓発を行っていく積極的広報地域に指定されています。今日は皆様に肝炎ウイルス検査の必要性をお伝えし、肝炎の早期発見・早期治療に向けて、お話をさせていただければと思います。」と挨拶をしました。
高口院長はウイルス性肝炎について「感染してもほとんど症状が出ないが、放置すると肝臓が硬くなり、肝機能が悪化してしまう病気です。進行してしまうと肝硬変や肝がんなど治療が難しい病気へと重症化してしまいます。」と話をすると、それに対して伍代氏も「肝臓は‶沈黙の臓器“とも言われていて、肝炎になっても、痛くなったり、熱が出たりといった症状がほとんどありません。ちょっとくらい蝕まれても元に戻るのが肝臓ですが、病状が進行してしまうと肝がんなどの命に関わる病気になってしまうことがある。気が付かないうちに進行することが怖いので、必ず一生に一回は肝炎ウイルス検査を受けて頂きたい。」と訴えました。
また「最近は食べすぎ、飲みすぎなど生活習慣からくる肝炎も増えているので、こちらも気を付けてくださいね。
検査はたった1回の採血で分かります。」と話をし、ウイルス性肝炎の他にもアルコール性、食べすぎによる脂肪肝など様々な種類があることを伝えました。
ウイルス性肝炎がどのような原因からなるのか聞かれると、高口院長は「妊娠している方が肝炎ウイルスに感染している場合、生まれてくる赤ちゃんも感染する可能性がある母子感染や若い人はピアスを開ける時に使用するピアッサーやタトゥーによる感染もある」と話をしました。
全国ではB型の肝炎ウィルスを持っている人が約110万人~120万人、C型は約90万人~130万人いると言われています。
香川県でもB型が約8千人~9千人、C型が約7千人~8千人いると言われており、まだ検査を受けていない人、ウイルスが見つかっていない人もいるので、「早めに検査を受けてほしい。」と訴えました。
また「香川県立中央病院や香川大学附属病院には肝疾患相談センターがあるので、
少しでも不安に思うことがあれば、ご相談ください。無料検査に関しても、県内で54の施設と5つの保健所で受けることができます。」と伝えました。
香川県出身の福田氏は、「今日は地元で肝炎デーのイベントがあるということで駆け付けました!」と話し、「高口院長がお話しされたように、私のような若い年代の人も肝炎ウイルスに感染し、発症してしまう可能性がある、という意識を持ってほしいです!」と訴えました。
また検査は採血で分かるのであれば、健康診断で採血をしているから大丈夫ではないか?と聞かれた福田氏は「通常の健康診断では、肝臓の機能の検査は行っていても、肝炎ウイルス検査まで行っていない場合が多いです。ただオプションでお願いすれば、肝炎ウイルス検査をしてくれることが多いので、是非受けるようにしていただきたいです。」と話しました。
市民公開講座の最後の挨拶では伍代氏が「ご自身の健康、そして家族の健康まで守っていくために、肝炎ウイルス検査を受けて頂きたい。」と話すと、福田氏も「まずは自分が健康であることが一番ですから、今日のイベントをきっかけに、肝炎ウイルス検査を受けてほしいと思いますし、是非周りの方にも教えてあげてほしいと思います。」と締めくくりました。
この日は、香川県肝炎デーということで、市民公開講座の他にも啓発ブースを展開しており、リーフレットの配布や、肝炎に関する展示やクイズ、検診車では先着50名様に無料で肝炎ウイルス検査が受けられる施策を行いました。
そうした中、市民公開講座前にサプライズでブースを訪れた福田氏は、市民に向けて直接リーフレットの配布、肝炎ウイルス検査の受検の呼びかけを行い、市民の皆様からは「必ず受けます!」という声が上がっていました。
日時:
2024年7月28日(日)
催事名①:
香川県肝炎デー 市民公開講座
開催場所:
高松シンボルタワー6階 かがわ国際会議場
出席者:
「知って、肝炎プロジェクト」肝炎対策特別大使 伍代 夏子 氏
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター STU48 福田 朱里氏
香川県立中央病院 院長 高口 浩一氏
日時:
2024年7月28日(日)
催事名②:
香川県肝炎デー 啓発ブース
開催場所:
サンポートホール高松1階 コミュニケ-ションプラザ
出席者:
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター STU48 福田 朱里氏
内容
「知って、肝炎プロジェクト」リーフレット配布、無料肝炎ウイルス検査の呼び掛け