7月26日(土)に、佐賀県佐賀市で世界肝炎デー2025 in SAGAが開催され、「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」のトークショーにスペシャルサポーターのEXILE NESMITH氏、佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター 副センター長の磯田 広史氏が登壇しました。

磯田氏は肝炎がどのような病気であるかをわかりやすく説明した上で、「近年では、ウイルス性だけではなく過度な飲酒や食べ過ぎなど、生活習慣が原因の肝炎が大きな問題となっています。」と述べました。肝炎ウイルスに感染していると知らずに過ごしている人も多いという話を受けたEXILE NESMITH氏は、「肝臓は“沈黙の臓器”と言われており、自覚症状がないまま病気が進行することがあります。放置すると肝がんなど命にかかわる病気につながることもあるので注意が必要です。」と肝炎ウイルス検査の重要性を伝えました。会場では無料の肝炎ウイルス検査が実施されており、 「ぜひ、この機会に検査を受けてください、まずは“知ること”がとても大切です!」と呼びかけました。
EXILE NESMITH氏は、「近年、加齢に伴う筋肉量や筋力の低下、そして身体機能の衰えを特徴とする“サルコペニア”が1つの病名として確立されています。健康で長生きするためには全身の“筋肉”がとても重要です。」と伝えました。さらに、「肝臓と筋肉には深い関係があり、肝機能が低下すると筋肉は萎縮してしまいます。一方で肝機能が改善すると、筋肉の発達が見られることから、肝臓の健康が全身の健康に深く関わっていることがわかってきています。」と続けました。

「筋肉量と握力には相関関係があります。」という磯田氏の説明を受けて、EXILE NESMITH氏が握力測定に挑戦しました。握力測定では、サルコペニアの可能性がある基準として男性は28キログラム未満、女性は18キログラム未満であるとされていますが、EXILE NESMITH氏は「58.7キログラム」を記録。年齢の平均値を大きく上回る結果に、磯田氏も「ここまで高い数値は素晴らしいですね!体を鍛えることは肝臓の健康にもつながります。また、肝臓を大事にすると筋肉量も増えます!」と、EXILE NESMITH氏の結果に太鼓判を押しました。このコメントを受けて、EXILE NESMITH氏は「握力から簡単に筋肉量や自身の健康状態がわかるのは良いですね。皆さんもぜひ測定してみてください!」と会場に呼びかけました。会場には実際に握力測定コーナーも設けられており、多くの人でにぎわっていました。


磯田氏は、佐賀のみなさんに向けて、「本日は肝臓を大切にすることの大切さをしっかりと知っていただけたのではないかと思います。これからみんなで佐賀県の肝臓を健康にしていきたいと思っています!」と今後の意気込みを語りました。続いてEXILE NESMITH氏は、「佐賀県は、県や医療関係者が一丸となって、肝炎対策にとても丁寧に取り組んでいる県です。少しでも気になることがあれば、迷わず相談してください。」と呼びかけ、「自分自身の“健康”に関心を持ち、健康を意識した毎日を過ごしてほしいと心から願っています!」とイベントの最後を締めくくりました。

催事名:
世界肝炎デー2025 in SAGA 「知って、肝炎プロジェクト」「健康一番プロジェクト」トークショー
日時:
2025年7月26日(土)
開催場所:
ゆめタウン佐賀 セントラルコート(〒849-0919 佐賀県佐賀市兵庫北5-14-1)
出席者:
「知って、肝炎プロジェクト」スペシャルサポーター EXILE NESMITH 氏
佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター副センター長 磯田 広史 氏